2017年5月13日 福岡で地震は起こらなかった
ネットニュースなどでも話題となった
”5月13日に福岡に巨大地震が来る”大地震を連続的中させた高橋教授が大予言!というトピック
今日は5月15日。
晴天に恵まれた福岡では、今のところ巨大地震は起きてはいない。
5月13日前後との記事だったが、日にちが記載されているとそれが独り歩きするもので、
【5月13日に地震が起こる】と断定的な予言としてネット上で独り歩きしてしまった状況だ。
高橋教授の根拠としては、過去の大地震のサイクルを見たところ
それまで地震がほとんどなかったところでM3~4クラスの地震が数回以上発生する
それから約60日間の静穏期を経て、M2~4クラスの地震が起きる
その半日後から3日後にかけて大規模地震が発生している
というデータに基づいているとのこと。
どうも3月に福岡でM3前後の地震が連発していたようで、それが落ち着いたのが3月15日。
そこから60日経過した5月13日前後に地震が起こる可能性が高いという予測。
ネット上では他の予言(未来人)で”5月13日に第三次世界大戦が起こる”というものもあり、【5月13日は何かあるんじゃないか】という反応でこの話題が取り上げられた。
しかし、繰り返しになるが5月13日に地震は起こらなかった。
FBなどのSNSでは、ニュースのシェアをする人も多数いて、避難袋を確認しましょう!などの投稿が散見された。
確かに、災害というものはいつ起こるかわからないもの。
避難袋の確認という行動は素晴らしいと思う。
ただ、もやっとするのが
・日本人というのはこのような情報に踊らされやすいという事
・結局地震が起こらなかったことで、危機感が薄れていくのでは?という事
情報の真偽が疑わしくとも、このように情報の流布は行われる。
それは地震が起こるかもしれないという情報に対し、知らない人にも知らせる事で被害を縮小できるかもしれないという善意によるものもあれば、面白半分のもの、中には悪意による流布もあるかもしれない。
もしかすると、善意で行った情報の拡散も、誰かの悪意に踊らされているかもしれない。
行動というのはあくまで自己判断によるもの。
何が正しいか、伝達する必要があるのか。
東京大学のH26年度の卒業式にて読み上げられた、教養学部長 石井洋二郎氏のメッセージは考えさせられるものがある。
平成26年度 教養学部学位記伝達式 式辞 - 総合情報 - 総合情報
地震は5月13日には起こらなかったが、いつ来るかはわからない。
備えはやはり必要だが、不必要に踊らされることが無いよう、自分の行動に責任を持てるようになりたい。
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