罪悪感というトレンド
季節外れのインフルエンザで寝込んでいましたコレカラプロジェクトのchiecoです。
久々に熱が39℃オーバーとなり、本当にきつかったです。
皆様もお気を付けください。
毎日更新を掲げていたのに出来ない日々は辛く、決めたことが成し遂げられないので罪悪感を感じていました。
今日は、この「罪悪感」という言葉が最近のトレンドになりつつある(むしろなっている)ことについてです。
食における罪悪感
身体に悪い事はわかっているけど、飲んだ後のラーメンがやめられない。
ダイエットしたいけど甘いものの誘惑に負けてしまう。
だめなのはわかってる
でも食べたい
そんな「わかっちゃいるけどやめられない」という欲望に対して、最近はたくさんの商品が出ています。
「カップヌードルよりこってり濃厚なのに罪悪感ないす!!」
というキャッチコピー
大手コンビニファミリーマートさんでは、あの結果にコミットするRIZAPとのコラボ商品がたくさん出ています。
女性向けのスイーツに関しても、海外セレブの中で「Guilt Free(ギルトフリー)」という言葉が流行っています
instagramで#guiltfreeで検索すると426,160件も出てきます(2017/04/26現在)
定義としては
無添加のドライフルーツやナッツを使っている
動物性たんぱく質(バターや卵)や小麦粉、白砂糖を使わないお菓子
1回あたりの摂取カロリーが200kcal未満のもの
いくらでも食べてもいい・という訳ではありませんが、ちょっと食べたいときに罪の意識にさいなまれないというのが最近のトレンドです。
罪悪感がないことに対する違和感
最近のトレンドとして「罪悪感がない」という事を紹介したのですが、正直このトレンドに対しては違和感を感じています。
なぜかというと、
罪悪感を感じないというのは受け手側(消費者側)の感情であり、
それを提供側が「罪悪感が少ないですよ!いいでしょう!!」とPRして販売するという事は、そもそも罪悪感を感じるものを販売しているということになるからです。
消費者が罪悪感にさいなまれることがわかっているにもかかわらず、それを世に出す。
文章にしたら、とても罪深い行為のように感じませんか?
たしかに、油たっぷりのこってりラーメンだったり、砂糖たっぷりのスイーツというものは体には良くないと思います。
それでも好きだ!という人のみをターゲットとすると市場が広がらないから、食べたいけれど・・・という人もターゲットとしたいという事もわかります。
脂質や糖質をカットするという工夫を通じて、食べたいけれど・・・という人にアプローチする。
しかし、脂質や糖質をカットしているという事はあくまで商品の特徴であり、ベネフィット(その商品によってどんな未来を手に入れることができるか)ではありません。
ただ、このベネフィットとして「罪悪感がない」というのはどうなのかな?と。
心理的に考えて、罪悪感を感じながら食べるという事は少なからずストレスとなります。
ストレスを感じながら食べる事により、コルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールが成長ホルモンの分泌を抑えるため、体の代謝が落ちる、また、脂肪を燃焼しにくくなるとも言われており、食べる事=罪悪感を抱く行為と捉えていると、少ない量しか食べていなかったとしても太りやすくなってしまう事も。
食べたら太るかも・と思いながら食べるのではなく、楽しいなぁ、美味しいなぁと思いながら食べる事により太りにくくなる。
提供する側はどちらかというと、その楽しさだったり、美味しさというものでベネフィットを提供した方が良いと思うのです。
食べる事=罪悪感ではないベネフィットを
罪悪感が無いというキャッチコピーは、罪悪感を抱くことを肯定しています。
食べる事は罪なことではなく楽しい事と思えるようなトレンドにして欲しいなぁと思います。
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