【もったいない】を
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PTAって何のため??

2050年の日本の未来を明るくする!!
コレカラプロジェクトのchiecoです。
 
今日は息子の入学式。
 
そこでPTAの役員決めがあったのですが、本当に色々とイラッとしてしまって。
 
PTAが何のためにあるのか、マーケティング的な展開の仕方を考えてみます。
 

PTAとは

 
PTAとは Parent-Teacher Associationの略で、直訳すると親と教師で作る協会。
 
各自治体によって差はあると思いますが、私の息子の学校では、6年間のうち一度は主だった役員をするという事が課せられています。
 
しかしまぁ説明を聞いても何のための組織か不明瞭で、やってる人が理解していない状況で説明するもんだからやる意義を感じないという・・・
 
私の息子の学校では
 
学年委員
成人保健委員
広報委員
行事委員
 
という大きく分けて4つの役職で、各一人ずつの代表を決めないといけない。
それが決まらないと帰れないという感じでした。
 

なぜイラッとしたのか

 
PTAなんて正直他人事と思う事も出来るのですが、私はなかなか子どもの教育に携わることが出来ない環境なので、出来うる限りの貢献はしたいと考えています。
 
しかし、4つの委員に分かれているとはいえ、その役割が明確ではなく、保護者が一番気になることを説明するのではなくどんな組織かの説明で・・・
 
一方的なセールス&言いくるめて役職を決める。
マーケティング的に考えると、購入後の不協和を自ら興そうとしているとしか考えられないような感じでした。
 

保護者は何を知りたいのか

 
私も息子を持つ親であり、なるべく積極的に行事に参加したいと考えています。
 
一番気にかかるのは
 

≪仕事との兼ね合い≫

 
どれくらいの頻度で会合があり、どういう能力がある人が適職なのか。
それは今までのPTAの歴史を振り返れば、簡単に明確に出来る事です。
 
しかし、従来なれ合いというか無理やり押し付け合いながら組織を作ってきたのでしょう。
 
昨今の報道ではPTA不要論が飛び交っています。
それもうなずけるなと率直に感じました。
 

どうしたらもっと積極的にPTAに保護者が参加するのか

 
私なりに考えたのですが、
 

1、まず積極的に行事にかかわりたいと思う保護者を募る。

 
  PTAでしか感じられない、接することが出来ない子どもたちとのコミュニケーションというものがあると思います。
  そこを魅力的に伝え、自発的に参加する人を募る方が良いと感じます。
 

2、各役職の説明および向いている適正、どれくらいPTAに時間を割く必要があるのかを説明する。

 
  役職ありきかつ在学中は一度は参加しないといけないと参加を強制する環境では、極力責任が必要でないと受け取れることが出来る役職に人気があつまるのが当然です。
  
  各役職で適性を明確にするという事と、一番気がかりである「どれくらい時間を要するのか」を明確にすると、逆に名乗りでやすくなります。
 
以上の1,2を踏まえ、私ならこうPTAを募るという流れが以下の通りです。
 
ちなみに、新入生のPTA役員決めにおいては、上級生で現在役職についている人、もしくは昨年まで役職についていた人が説明を担当します。
今回の想定では昨年度役職を担った人です。
 
”ただいまからPTAの役員決めを行います。
 PTAと言えば、とにかく面倒だと思われる方が多いと思います。
 確かに行事に対して中心的に動く必要があったりと面倒なことも多いです。
 しかし、それ以上の経験を得ることが出来ます。
 
 私は○○という役職を通して、子どもたちに××という事をより深く知ってもらうために△△という行事を経過するという役割を担いました。
 もちろん学校として、先生たちはじめ子どもたちのために学習の場を提供して下さっていますが、やはり学校という組織の中で考えられる事というのは限られていると思います。
 
 今回PTAを通して△△という行事を企画することにより、学校という枠を超えて学びの場を提供できたと思いますし、何より参加した子どもたちからの「楽しかった」という感想や笑顔という何物にも代えがたい時間を得ることが出来ました。
 
 PTAの役員をしなければ味わうことが出来ない、我が子の成長及び我が子以外の成長。
 「学校ではどう過ごしているのだろう?」「うちの子大丈夫かな?」と不安に思う保護者の方こそ、PTAをいうものは価値を提供できます。
 
 自宅で子どもに「今日どうだった?」と聞いても全ての状況が把握できるものではありません。
 かといって、担任の先生に「うちの子どうでした?」と毎日聞くのも、先生にとっても負担だし、私たちもそこまでの労力を使いたいかというとそうではないと思います。
 
 役職によって、行事前などに会合が増えたりすることもありますが、基本的には月一回の定例会を行い進行していきます。
 定例会の時間についても働いている保護者の方がほとんどですので、何時から何時と決められている訳ではなく、各クラスの担当で都合を合わせて開催してもらうようにしています。
 
 協力負担にならないように協力しながら、家庭や授業参観だけではなかなか知ることのできない子どもたちのリアルに触れることが出来るPTA。
 
 PTAを通してしか経験できないこともあります。
 
 ぜひ、子どもに賢くなってほしい、学校教育を通して成長してほしいと感じている保護者の方に参加していただきたいと思います。
 
 PTAの役員に少しでも興味を持っていただいた方、挙手をお願いします。”
 
のような流れです。
 
もし、これで手を挙げる人が少なければ、
 
”興味はあるけれど、自分に務まるか不安と思っている方?”
 
など質問を変えて、極力手が上がるように工夫をします。
 

なぜPTA不要論が生まれているのか

 
正直初めてPTAの役員決めという場を自分が体験して痛感したのですが、
 

「強制参加による弊害」

 
というのが大きいと思います。
 
今日の役員決めでも、「役職が決まらなければくじ引きで決めます」と最初に言われました。
 
そもそもの進行があまりにも下手すぎたのですが、このくじ引きで決めますという宣言は、少しでもやる気を持ち悩んでいる人の参加意欲を確実にそぎ落とします。
 
「やってはみたいけど大丈夫かな?」
「やらなきゃいけないならいました方がいいかな?」
 
という周りの保護者の声もありました。
 
興味はあるけど不安なのです。
 
その不安を解消するべきファシリテーターとなるPTA経験者が、更なる不安要素を高める現在の組織というのが問題だと。
 
そもそも強制で押し付けあっているからこのようになっているのだと思います。
 
PTAは不要とか潰した方がいいという前に、PTAがあるからこそできる事、役員になった人にとってどんな良い事があるのかを伝えたらどうでしょうか?
 
現在の私の持論としては、
 
学校による教育、地域コミュニティによる子育て、家庭での生活。
それの懸け橋となれるのはPTAだと思います。
 
江戸時代のように長屋などでの生活であれば、長屋の長老的な人が学校(寺子屋)では学ばないようなことを教えてくれたりも可能だったでしょうが、現代ではそれが無いのです。
 
道徳の授業が取り入れられたとしても、学校での教育は倫理的【してはいけないことをしない】という事を教えるだけで手いっぱいだと思います。
 
情操教育的な部分、人間としての良心を育む。
 
なかなかそれが家庭だけでは出来ないから、PTAというものは必要なのです。
 
必要だからこそ、必要性を伝える、参加意欲のある人の不安を取り除くという事をやっていってほしいと切に願います。
 
不要論を唱える前に、その事柄のもったいないポイントを見つめて、改善するという取り組みが必要なのではないでしょうか?
 

世の中にはいろんなもったいないポイントがあります。

もったいない を活用して、ビジネスチャンスを広げる。

 

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